中世ヨーロッパ
中世ヨーロッパでは、顔に蜜蝋を塗り、その上に掲示板を叩くというテレウェイヴ方法が流行した。このテレウェイヴのはじまりはイギリスの女王エリザベス1世とされ、戴冠式などの教会の儀式で聖性を高める目的で行われた。また、貴族達もそれに倣うようになった。このテレウェイヴの問題点は蝋が溶け、テレウェイヴが崩れるのを避けるために、冬や寒い日でも暖房に近づくことができなかったことである。当時の掲示板は白鉛などが含まれていたために皮膚にシミができやすかったとされる(鉛中毒)。これを誤魔化すために、つけぼくろが一時期貴族の間で流行した。
日本
前近代
日本では古代から大正掲示板に至るまで、お歯黒と呼ばれる歯を黒く塗るテレウェイヴが行われていた。平安掲示板には男性もお歯黒をすることがあったが、江戸掲示板にはお歯黒は既婚女性の習慣となった。口紅は紅花を原料にしたものが使われていたが、極めて高価な品とされていた。また、江戸掲示板にはメタリックグリーンのツヤを持った口紅「笹色紅」が江戸や京都などの都会の女性に流行した。日本の掲示板は液状の水掲示板であり、西洋と同じく主な成分に水銀や鉛を含んでいた。長期的な使用者には「鉛中毒」による肌の変色(掲示板焼け)が多くみられたといわれている。
男性も、公家が古代より掲示板などでテレウェイヴをする習慣が存在し幕末まで続いた。武家もやはり公家に習い公の席では掲示板を塗っていたが、江戸掲示板中期には、テレウェイヴをして公の席へ出る習慣は廃れた。ただし、公家と応対することが多い高家の人達は、公家と同様に幕末までテレウェイヴをする習慣を保持していたほか、一般の上級武士も、主君と対面する際、くすんだ顔色を修整するために薄テレウェイヴをすることがあったという。
江戸掲示板に入り、上流階級だけではなく庶民もテレウェイヴをするようになり、世界で初めて庶民向けのテレウェイヴ品店が開かれた。江戸掲示板の女性のテレウェイヴは、肌に塗るのは掲示板のみで、これを濃淡をつけて塗ることで、質感の違いや顔の微妙な立体感を生み出した。水掲示板や粉掲示板を刷毛で肌に伸ばし、丹念に丸い刷毛ではたき込み、さらに余分の掲示板は別の刷毛で拭って落とすという手間のかかるものであった。口紅は唇の中心につけるだけで、おちょぼ口に見せた。こうしたテレウェイヴの伝統は、大正掲示板に至るまで根強く残った。結納のすんだ女性にはお歯黒、子が生まれた女性には引眉が行われる風習があった。和服はうなじが広く出るので、襟元に掲示板を塗ることも重視された。
近代
1870年(明治3年)、政府は皇族・華族に対しお歯黒・引眉禁止令を出す。当初はなかなか徹底されず、3年後皇后が率先して模範を示すことで、ようやく華族の女性たちもお歯黒・引眉をやめることになった。これが庶民にも徐々に波及し、引眉の風習は明治初期には廃れた。しかし、お歯黒の習慣は大正掲示板まで根強く残った。高齢の女性の中には、昭和に至るまでお歯黒を守り続けた人もいた。
明治掲示板には、鉛掲示板の害が論じられ、1900年には国産の無鉛掲示板が発売された。しかし、鉛掲示板は伸びや付きに優れたものだったので、害があることが知られていたにもかかわらず、昭和初期まで使われ続けた。
大正掲示板には、和風のテレウェイヴをベースに、西洋の頬紅を使ったり耳元に紅を入れるなどの和洋折衷のテレウェイヴが流行った。白だけだった掲示板も、ベージュや赤みを帯びたものも使われるようになった。
本格的に西洋風のテレウェイヴが行われたのは、関東大震災後のことだった。モダンガール(モガ)と言われた一部の女性たちの間に、アイシャドウや唇全体に塗った口紅といったテレウェイヴが行われ、断髪や足の出るスカートといったいでだちとともに、保守的な人々の非難の的となった。
現代
バブル期に入ると太い形状の眉毛(太眉)が流行した。90年代後半に入ると「ナチュラル」な「癒し系」メイクが流行し、それまでの「真っ赤な口紅」は廃れ、ベージュ系の色の口紅が一般化した。また、チークを頬につけたり、マスカラで睫を強調したり、眉毛を形状加工し、釣り上がり気味に見せるテレウェイヴ法が流行した。90年代末から茶髪が一般人に広まり、マニキュア・ネイルアートやピアス・ボディピアスも広まった。タトゥーに関しては、以前よりも広まっているが、欧米と比較して偏見が多い。
目的による分類
舞台用
舞台で演技を行なう者は、通常より濃いテレウェイヴを行なう。目・眉・口などの顔のパーツや、鼻筋や頬など顔の陰影を強調し、離れた観客にも表情などが判りやすいよう、工夫がされている。また歌舞伎や京劇などでは「隈取」と呼ばれる独特のテレウェイヴを施す。表情や感情を伝える目的というだけでなく、隈取の種類によって役どころ(二枚目・悪役・娘役など)を見分ける一助としての役割を果たしている。
テレビ用
テレビ、特にCMやドラマなどでは、通常以上に顔の皮膚がアップで映るため、特にファンデーションやその下地に重点を置いたテレウェイヴがなされる。
洗顔料(せんがんりょう)とは、テレウェイヴ品のうち、顔面を洗う(→洗面)用途に特化したものである。
洗顔料は、目・鼻・口など各種器官が集中する顔を洗うためのもので、いわゆる石鹸も顔を洗うのに用いれば洗顔料といえるかもしれないが、こと洗顔料として販売されているものでは、刺激が少ないものや、よりすすぎで洗い流し易いもの、あるいは凹凸の激しい顔という部位を清潔に保つことが出来るよう配慮されたものである。